tetsuwan blog

鉄ワン(@tetsuwan30)の気ままなダイアリー

子どものPC(Debian)を2段階認証にした

子どもにPCを貸出ししているのですが、いつかPWがバレたりとか、自分で打ち込むのもめんどくさいなと思い、2段階認証を導入してみました。

 

ワンタイムパスワードとかotpなどのキーワードで検索しても望んだサイトに行かなかったので苦戦しましたが、結果的にgoogle authenticatorを使えばいいと気づきましてだいぶ解決。あとはsshではなく、loginで使うのでそこだけ注意しました。


手順

1. google authenticatorのパッケージをインストールする

#sudo apt-get install google-authenticator

2. pamのログインの設定に、追記する

#sudo vi /etc/pam.d/login


auth        sufficient    pam_google_authenticator.so

3. 認証するユーザーで実行する

google-authenticator

4. 表示されたQRコードスマホのアプリで読み取る

5. ログイン時にverification codeを要求されるので、アプリに表示されたコードで認証できるか確認


これで親のスマホを取られない限りは、安全性が担保できた!

 

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写真は謎のキャラクターです

 

公開社内恋愛

みんな知っていた。二人が付き合っていることを。正確には一人だけ分かっていない男性社員がいたが、そいつはとにかく鈍感であからさまなのに気づいていなかったのだが、とは言え、それ以外のみんなは気づいていた。


鈍いといえば、当事者である二人も鈍い。社内恋愛が周りにバレないように努めているのだろう。仲良く過ごす姿も見せず、一緒にいるのも、ましてや互いに視線を交わらせることもない。ただ不審な点があまりになさすぎて、むしろそれこそがなにかを隠しているのでは、と思わせていた。


確かに以前何かの機会に仕事を一緒にしていたようだし、呼ばれればみんなで一緒にご飯や飲みに行くこともある。むしろそれなのに仲良くなる素振りも、逆に忌み嫌うこともなく、とても関係性が薄く感じられる、ちょうど良い距離感なのである。


何事も出来過ぎたものには違和感があり、それが分かっていない二人は鈍感なのである。


周りはそれこそ薄々気づいていたが、本人たちもずっとそんな感じで、だからといって聞き出すわけでもなく、なんとなく見守っていた。公然の秘密であった。


ただ鈍い男はそうではなかった。男はいつもそこ二人の間で何故だか仕事で絡んだり、二人の女側の方にちょくちょく声をかけてきた。正直、そっとしておいて欲しいと周りも思うのだが、みんなで気づいていないふりをしているので、注意もしづらい。


そのうち二人の男側の方に、恋愛相談をし始めた。そこは絶対違うだろうと周りも思っていたが、だからといってやはりなにも出来ず、どんどんエスカレートしていった。


ある日、二人の女側が会社を辞めることに。結婚退職とのことで、やっと公認出来ると周りが思うと、相手は鈍い男だと。あれ、二人の男側の間違いではと思われたがそうではなかった。みんなで誤解だったというつまらないおち。もしくは男性社員だけが本当は鋭かったのか。


それでもみんなは誰も省みることなく、また他の社内恋愛を見つけてきては見守る事に。事実とかどうでもよく、それ自体が楽しいのである。

 

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夕焼け発電

原子力が初めから危険だと思われてなかったように、夕焼け発電も純粋な技術革新だと思われていた。それでも一部の人間は勘付いていたかもしれない。キュリー夫人の生涯や、デーモンズコアのような悲劇。多分おそらく同じことが起きるのではと。


人類は夕焼け発電という、新しい技術を手に入れた。従来の太陽光のエネルギーの中でも、可視化された光線の加減によって圧倒的なエネルギーを得るという革新的なものだ。


発見されたきっかけは、意外とアナログで、誰しもが感じる夕焼けが広がる情景、マジックアワーとか言ったりする、あの光が世界を包み込む感じからだった。


見た目が分かりやすいこの発見は、代替エネルギーとして急速に普及する。夕焼けが世界を包むように世界のエネルギー事情は一気に変わっていった。既存の資源は高コストなものになり、経済も社会も政治も全てのプレイヤーが一転した。


すると、真っ黒な闇の中浮かぶシミのような星のように、今まで見えなかったものが見えてきた。それもそのはずである。抑圧されていた人々が今まで経験したことが無いような力を振るった。


静かな夜だと思われていたのに、全てを救うと思われたのに、叙情的で明確な正しさは呆気なく否定された。そして夜更けにふと人々は思った。夕焼けを見た時に感じる涙は、感動ではなく哀しみであったということを。そして本当の希望を求めて、じっと夜明けを待つために、自分を導き出す星を探すのだと。

 

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夫婦を養う

振り込まれた通帳を見ながら思わずため息をつく。そんなにないなあ、今月もこの金額でどうにかしなきゃとヨシキは思った。家に帰る途中、少し足りない分は何か働かなきゃと、社会貢献者募集のサイトをスマホで見てみる。サユリと家族を持つことになってからあまり働いていない。今の世の中、働くのは子育てが終わった世代で、それまでは子育てに専念できるのだ。


それでも生活はかつかつなので、できる範囲で働く。気分転換にもなるし、いつかはちゃんと働くためにも何かちょっとでもやった方が良い。毎月振り込まれる金額があればどうにかなる。自分たちを支えてくれる「親」には感謝しなければならない。どこの誰だか分からなくても。


ケイコは今月も無事振込が行われていることを確認した。1人で生活しているからあまりお金の心配は無いが、それでもばかにならない額だ。これで「あの子たち」も無事に今月も生活できるだろう。本当に「親」になったようなそんな気持ちになる。


少子高齢化が進んだことで、子育てをしない人々が増えた。結婚をしない人、子どもを持たない人、既に子育てが終わっている人。そうなると、日常で子どもと接することが無くなくなった。同じような人たち、世代は異なる次の世代へ目を向けようにもいないのだからしょうがない。ケイコもそうだった。


何となく結婚したかったし、子どもも欲しかったが、そうしなかった。一人暮らしで両親と暮らすことも、室内犬や猫を飼うこともせず、それこそ何となくだが、夫婦を養うことにした。


自分より若い世代で、子どもがいるようで子育てのストレスに悩ませている。夫婦共々、本を読んだり映画や音楽が好きだが、運動はあまりしないらしい。


カタログをめくるように気に入った夫婦を選び、毎月生活費を工面した。本当は何か生活に必要なものをと、ダンボールに詰めて送りたいのだが、結局相手が何を欲しいのか分からないので多少素っ気なくても振込にしている。


おそらく、見返りが来ることも、「孫」が遊びに来てくれることもない。独りよがりといえばそれまでだ。ただ、街中でふと家族連れを見た時に、もしかしたらこの夫婦なのかなと思うと、少しだけどきどきするのだ。

 

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パンを登る

いつからだろうか。パンを登っている。登れるぐらいだから、とても大きい。まるで入道雲のように空高く大きなパンをよじ登っている。ロッククライミングの要領で、パンに手をかけ足をかけ、上を目指す。


長い時間登り続けるので、腹も減る。ちぎっては食べる。疲れて休みたい時もある。横穴を掘ってはそこに眠る。つまりふわふわのパンを食べ、ふわふわのパンに寝るのだ。


登る時、気を許すと手が滑り、落ちることもある。ただ構造上、途中途中で踊り場のような場所があり、そこに落ちて止まる。もちろんパンの上なのでふわふわしていて安心である。


長い時間パンを登り続けているが、いつまで登り続けるのか、皆目見当がつかない。安心してのぼれるからか、張りを感じない。そもそもパンばかり食べるのもマンネリだ。そして唯一の不安は飲み物がない事。喉が詰まらないように、小さく千切ってはゆっくりと食べている。


食べては寝て、焼きたてのパンの匂いで目が覚めると、暖かいパンをゆっくりとまた登り始める。パンばかりで飽きてきた、そう思いながら。

 

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男性番号

氏名や出身地やありとあらゆる属性で差別が行われてきた我が国。それならいっそのことと、一人一人に意味のない番号を割り当てて、それを呼び合うことにした。男性番号法と呼ばれる法律が国会で成立。本当は女性も同じように番号をつけるはずだったのだが、政治的な配慮とのことで男性のみが対象となった。


法の施行にあわせ、現実拡張の技術を応用し、1人1人の男性の頭上に番号を可視化させた。大きく浮かび上がった番号はその男性が何者であるかといったことが些細なことだと言わんばかりに、何よりも存在感を示していた。番号は本来持つ機能を遺憾無く発揮した。大きい順や小さい順、奇数の班や偶数の班といったことが簡単にできる。そこには競い合うことも優劣をつけることも、仲良しグループや馴れ合いも存在しない。数字の羅列はあらゆる意味を与えない。番号の力は平和を生み出した。


次に番号は男性たちに影響を与えた。男性たちは何か得体の知れない力を感じ、一度気になりだすと、果たしてこの番号というものは何か、さらにはその番号には実は意味があるのではと考えるものもいた。その中で規則正しく、何より美しい並びとしてゾロ目の番号が人気になった。その番号を持つものは人気者だと錯覚に陥った。特徴の無い番号はつまらない人間だと思われた。


そのうち番号が近いもの同士、似たような番号同士などあらゆる組み合わせで徒党を組むようになった。特に素数の番号の男性たちは自分たちが誰よりも優れた存在であると宣言し、他の割り切れる番号の男性たちを劣っていると排斥した。国が数字には意味が無いことを国民に伝えつづけても、男性たちはその番号に固執した。結局法律は廃止され、番号で呼ばれることも、男性の頭上に表示することもなくなった。


元々番号には意味が無かったので、そのうち誰も他人の番号など気にしなくなったが、男性たち自身はそうではなかった。誰にも見えなくても、ずっと心の中に刻み込まれていた。番号は男性にとって大切なものであり、決して差別すべきものではないと。

 

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20190110木_魚の目ではない/残念ロシア留学

■魚の目ではない

次男の足の裏にできた魚の目。妻が頑張って治そうとイボコロリをつけてきたのですが、いっぺん病院にと連れていくと、実はウイルス性のイボだったとのこと。その時、なんで早めに連れてこないの?と注意を受ける。なんだか予定を調整して頑張って連れて来たのになあと不満。

 

■残念ロシア留学

長女の高校で募集をしていたロシア留学。応募したけれど落選。とても残念。だけどまあ選考する上で長女の成績だと順当だよなあとは思った。