点と点をアイデアでつなぐ、構造の発見
1. 情報を集めてどうすれば良いのか?
1.1. 「ただその情報を集めてどうするのか?」という声
- 組織の中で情報共有の仕組みを導入しようとしたとき
- 例えば、ナレッジ環境としてConfluenceといった情報共有ツールを導入
- 「みなさん、Confluenceを導入しました。」
- 「ここに情報を残して、皆で情報共有をしていきましょう」
- よくあるのが「ただその情報を集めてどうするのか?」という声
- ナレッジをどう生かすか悩んでしまうことは多い
1.2. 集めた情報の価値が発揮されない
- あるべき姿
- 情報の価値を発揮させて、課題の解決に役立つ
- 実際
- 情報の価値を発揮させれない、課題の解決につながらない
- そのギャップは何か?
- 課題の解決のプロセスが見えない
- 情報がどうやって、課題の解決につながっているのか
1.3. 情報がどうやって、課題の解決につながっているのか?
- 情報がどうやって課題解決につながっているか
- そのプロセスが可視化されれば、解決につながるのでは?
- 解決策を考える
2. そもそも考えるとは何か?
2.1. 「仕事はうかつに始めるな」この本が参考になった
- 考え方を整理するために、「そもそも考えるとは何か?」を考える
- この本がとても参考になった
- 仕事はうかつに始めるな(2017 / 石川善樹・著)
- その中の、第4章「考えるためのプロセス」を定型化する
- 「視点を上げると、視野が広がる」
- 「本当の発見の旅とは、新たな地を探すことではなく、新たな目で見ることだ」
2.2. 考える状況は「情報の量」による
- 考えるといっても種類がある
- 状況によって異なる
- 状況は「情報の量」によって違う
- 情報の量の3つの段階
- 【1】情報が無い状態
- 【2】足りてはないがある中間の状態
- 【3】情報が満たされている状態
2.3. 【1】情報が無い状態→「直観」で考える
- 情報が無い状態
- → 情報が無い中で考える
- → 直観で考える
2.4. 【2】足りてはないがある中間の状態→「論理」で考える
2.5. 【3】情報が満たされている状態→「大局観」で考える
- 情報が満たせれている状態
- → 全体の情報を俯瞰して考える
- → 大局観で考える
- 大局観とは
- 構造を発見すること
3. アイデアを生み出す考え方とは何か?
3.1. ナレッジ構築を例に「直観・論理・大局観」を考える
- 「直観・論理・大局観」の考え方
- ナレッジ構築を例にして、具体的に考えてみる
- 1つの情報を「点」として
3.2. 【1】点を集める
- 1つ1つの点としての色々なところに存在している情報
- 「直観」で考えるとは
- 点の情報を多く集めるようなこと
- 例えば
- 「これって大事な情報かな?だったら残しておこう」
3.3. 【2】点を整理する
- 集まった点としての情報は整理されていない
- 論理で考えるとは
- 点の情報を整理すること
- 例えば
- 「この情報は、こういう種類・分類ができる」
- 「この情報は、こういう順番で並べれる、こういう単位で数えられる」
3.4. 【3】点と点をつなぐ
- 整理された情報の点を俯瞰することができる
- 大局観で考えるとは
- 点と点の情報をつないで俯瞰し、構造を発見すること
- 例えば
- 「こうやって分類している、順番というのは、こういった意味や目的があるからだ」
- 「ここが多い・少ない・偏っている・分散しているのは、こういった傾向があるからだ」
4. 構造をどうやって発見するのか?
4.1. 「構造というものがある」と認知すること
- 構造の発見をするためには
- まず「構造というものがある」ということを認知すること
- 大局観は、見える範囲を広げることで、構造を知ること
- そのためには、どうやって俯瞰するか
- 様々な方法を取り入れる
4.2. 視点を変える
- 視点を変えると、見え方が変わる
- 俯瞰するとは、メタ(形而上)的に見るということ
- 別のレイヤーという考え方を取り入れてみる
- 例えば、ルビンのつぼ、錯視
- あるものから、無いものを見つかる
4.3. 触れて感じる
- 触ることができることも、構造の発見につながる
- ハサミの使い方は、ハサミを持った時に実感できる
- 道具は手にして動かすことで、学びにつながる
- つなげる・重ねる・広げる
- 例えば、メビウスの輪
- 空間を作ることで認知を変えることができる
5. あなたの感じる違和感は何?
- 情報を集めていくことで、直観・論理・大局観が考える
- すると、構造を発見し、アイデアになる
- それは、最初はちょっとした「違和感」かもしれない
- あなたの感じる違和感は何?
- 日常の中で「違和感」を見つけていきましょう!