- 仕事するとき、一人ですることもありますが、会社や様々な組織では、チームで取り組むことも多いです
- チームで仕事をするということは、他人と仕事をするということ
- そうなると、一人でやるときには気にならなかったことが、多く課題として発生することがあります
- そんなチームの課題を解決するために、情報の連携が重要なんじゃないかなということを考えてみます
1.チームにおける情報連携と課題
- 情報が欲しい、でも、どこから探せばいいかわからない
- この案件を相談できる人がどこにいるのか
- 誰がどんな情報が残しているか分からない
- 情報をどこに残しておけばいいのか、残しても見てもらえるか分からない
- 情報を更新するのが大変、気軽に更新できたらいいのに
2.情報連携はどうやって広がっていくのか
Step1 「ひとりで自分のために使う」
- つながり
- 利用者A → データを残す・探す・使う
- 目的
- 自身のイシューの解決
Step2 「少人数でお互いのために使う」
- つながり
- 利用者A → データを残す・探す・使う ← 利用者B・c
- 目的
- 1つのイシューを解決する
Step3 「チームのメンバーがチーム内で使う」
- つながり
- チーム → データを残す・探す・使う
- 目的
- 複数のイシューを解決する
Step4 「チームが他のチームために使う」
- つながり
- チームA → データを残す・探す・使う ← チームB・C
- 目的
- 他チームへの貢献
Step5 「みんながみんなのために使う」
- つながり
- 複数のチーム → データを残す・探す・使う
- 目的
- 全体最適化
3.課題が起きた場合の影響
ドキュメントが無い・場所が分からない
- 質問する人
- 聞く人がいない
- 誰に聞いたらいいか分からない
- 「聞く人を探す」
- 誰に聞いたらいいか分からない
- 聞く人がいる
- その人に聞いていいか分からない
- 「聞いて良いか相談」
- 聞く人が忙しい
- 「聞く時間を調整」
- 聞いて良く、時間もある
- 「その人に質問する」
- その人に聞いていいか分からない
- 聞く人がいない
- 回答する人
みんなが同じ情報を持っていない
- 「情報のズレが起きる」
- 無意識で起きた場合
- 「認識違いによるズレ」
- リスクが発生
- 「認識違いによるズレ」
- 対処しようとした場合
- 「認識合わせが必要」
- コストが発生
- 「認識合わせが必要」
- 意識的に起こしていた場合
- 「不信感が起きる」
- モチベーションの低下
- 「不信感が起きる」
- 無意識で起きた場合
4.情報の価値とコスト
- 仕事に役立つ情報は、その仕事にとって価値があります
- しかも情報がはじめから揃っておらず、探して、集めて、整理してからやっと使える情報になります
- コストをかけて、手間をかけて情報を得る
- だからこそ「私だけが知っている」その情報には価値があり、手放したくなくなります
チームにとっての情報の価値
- 個人としてはそれで良いかもしれませんが、チームではそうではありません
- その人がいないと仕事が回らないという事が往々にあります
- 情報を持っている人と持っていない人で情報の非対称性が生まれます
- それを解決する視点は「連携することで、個人で持っている以上の価値がある」ということ
- チームの価値を認識してもらうことです
チームで情報を使い倒す
- 個人からチームに情報が渡ることで、出来る事が広がります
- チームで情報を使ってさらに価値を上げるために
- 情報を使う用途を増やす
- 別の課題や役割に対して従来とは別の使い方をする
- 情報を使う範囲を増やす
- 小規模なターゲットからより大規模なターゲットに利用する
- 情報を使う機会を増やす
- 今まで接点が無かったタイミングで使ってみる
- 情報を使う頻度を増やす
- ルーチンワークや仕組み化に組み込むことで日時使いする
チームからさらに他のチームへ
- 個人からチームへ波及したように、チームから他のチームへ